妄想画像
深夜ホテル全裸晒し罰
部屋は24階なので、眼下の道路から覗かれる心配は殆どない。しかし、向かいのビルから見れば丸見えだろう。今は明かりがついていないところを見ると、殆ど人は居ないと思われたが、本当に誰もいないかどうかは分からない。
(電話の男は、向かいのビルからこちらを覗いてくるのだろうか。)
瞳は目を細めて、真正面にあるビルの様子を覗くが、明かりの消えたガラス張りのオフィスビルは、ガラスが鏡のようになって、ホテルの側のシルエットと、背景の夜景を映し出すだけで、人影はまったく見えなかった。
男に指定された時間はあっと言う間にやってきてしまった。今は従うしかないのだと、瞳は覚悟を決めた。タオル時の分厚いガウンの下は、ショーツだけしか着けていない。そのショーツを尻のほうからくるりと剥くように膝まで下ろすと、片足ずつ引き抜いた。それからガウンを肌蹴けさせてカーテンの後ろで全裸になる。
瞳は大きく深呼吸する。
(もう逃げ場はないのだ。)
瞳は全裸のままそっとカーテンの端から全面のガラス窓の前へゆっくり進み出た。窓の中央に立つと、男に言われた通り両手を背中へ回す。
「牝豚狩り」より
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