妄想画像
アニー 万事休す
「そこまでだ。銃を下に置いて手を挙げな。」
アニーは背後から聞こえてきた声に凍り付いた。
(しまった、まだ居たのか・・・)
銃を手にしたままゆっくりと後ろを振り返る。男はショットガンをアニーに真っ直ぐ向けていた。
「わ、わかったわ・・・。」
アニーは腰を屈めて銃を床に置くと、立上りながら両手を肩の上に挙げる。
「銃はこっちのほうへ蹴って寄越せ。」
男は用意周到だった。男の言うとおりにするしかなかった。アニーが蹴った銃をショットガンの男が取り上げると、それまでアニーに銃を向けられていた男たちが立上ってきた。
「このアマ。女だてらによくも生意気なことをしてくれたな。たっぷり仕返ししてやるぜ。」
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注)原画は江口寿史氏の作品です