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妄想オマージュ

美少女戦士 フォンテーヌ


 
 少し前のことになるが、妄想エロ小説の挿絵用の材料をネット上で捜していて、不思議なキャラクターを見つけてしまった。美少女仮面フォンテーヌとかいうものだ。とかいう、というのは物によってフォンテーヌの前に付く修飾語が微妙に色々変わるからだ。美少女仮面が魔法美少女になったり、美少女戦士になったりもする。憑依変身ヒロインという言い方もあるようだ。いずれにしてもフォンテーヌという噴水を意味するフランス語から取った女性名だけは変わらない。
 一見して白をベースとした超ミニのワンピースに黒や赤を基調とする眼だけを隠す仮面と羽飾りの付いた白いベレー帽、二ーハイの白系のブーツという格好は変わらないのだが、よくよく見ると、コスチュームには何種類か異なるものがあるようだ。
 所謂ヒロインピンチというジャンルの主人公キャラクタは、我ながら他人よりは精通しているつもりでいたのだが、フォンテーヌというのはつい最近初めて目にしたのだった。AVのこの手の物には実に様々なキャラクターがあるので、無名のキャラクターなのかと思っていたら、一般人のマニアでこれの完全コピー版の自作衣装をアップしている人が居て、案外この道では有名なキャラクターのようだ。

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 私がよく知っているキャラクターでは美少女仮面ポワトリンが最も近く、おそらくはこのポワトリンをイメージして新たに作ったキャラクターに違いないと睨んでいる。美少女仮面ポワトリンは90年代初頭に子供向けテレビドラマとして放映されていたものだが、フォンテーヌシリーズは何時頃作られたのか資料が少なくてはっきりしないが2000年よりは後のもののようである。
 資料があまり無い為、作成時期だけでなく、主要なストーリーや相手役の悪者などもはっきりしないのだが、主人公フォンテーヌのキャラクターだけは強烈な印象があって根強いファンがいるようだ。演じていた女優も修飾語が変わる度に変っているようだが、仮面を着けた際のイメージは崩さないようにしているようだ。
 化け物のような悪役と闘うのだが、途中でやられてしまい凌辱を受けるというのがお決まりのパターンで、その中でも磔にされるシーンが一番の圧巻だ。磔にされた後、どのように凌辱されるのかが、それぞれの作品の持ち味を決めている。
 オマージュとして作ってみたいと思うのだが、なにせ資料があまりない。そもそもこのフォンテーヌそのものがおそらくは美少女仮面ポワトリンのオマージュのようなので、名前ぐらいしか引用出来るものはないのかもしれない。





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