縄責め

エッセイ


高倉美樹 縄責め 視聴感想


 団鬼六シリーズの高倉美貴を起用したSM作品。私自身としても高倉美貴主演の団鬼六物としては美女縄地獄、修道女縄地獄、美女縄化粧に続いて四作品目ということになる。
 四、五度に亘って少しずつ観たせいか、ストーリーがあまり頭に残らないのは前作同様だ。
 資産家である銀行支店長、小林雄三が親の借金救済をしてやったことで若い圭子を我が物にして娶る。だが、圭子は性には貪欲でない。実は若い男と昼間遊びに出ていて、その姿を写真に撮られて脅されることになる。SMバーに呼び出され、縛られ吊るされて調教を受ける。夫から金を強請り取る為に、支店長雄三を連れてきて縛られた圭子の姿を拝ませる。はずみから圭子を監禁していた男たちは殺し合いをしてしまう。圭子は殺し合いの後、口止め料だと言って強請り取ろうとしていた小切手を燃やしてしまう。その後、雄三は圭子の性の奴隷となるという話。
 高倉美貴は1カット、1カットはとても美しく、恥ずかしがる姿は刺激的なのだが、剃毛シーンも浣腸シーンも盛り上がらない。どこか話の展開が散漫で入り込めない。材料を無駄遣いしているように思えてならない。

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